「琴似駅前内科クリニック」ウェブサイト

腹痛などの自覚症状がある方は腹部超音波検査の受診がおすすめ

日本人の2人に1人は、がんに罹患する時代といわれています。中でも消化器系のがんの罹患率が高く、2019年のがんの罹患数は1位が大腸がん、3位が胃がんでした。がんの死亡者数で見ると、2020年は2位から5位まで、すべて消化器系のがんが占めています。

がんの早期発見・治療につなげるには、腹部超音波検査が効果的です。おなかに超音波を当てて、肝臓や脾臓、腎臓、胆のうといった各種臓器の状態を確認します。腹部超音波検査は、レントゲンやCTとは異なり放射線による被ばくの心配がありません。痛みや不快感も少ないので、体調が良くない方や妊娠中の方にもおすすめです。

腹部超音波検査は、腹痛などの自覚症状がある場合や血液検査で肝機能障害が判明した場合に実施します。肝硬変や胆のう炎、急性・慢性膵炎、イレウス、腹水など、あらゆる病気の発見が可能です。肝がんや膵がんなど、各種がんの早期発見にも役立ちます。

琴似駅前内科クリニックで導入している超音波診断装置は、富士フイルム社製の「FUTUS LE」です。精度の高い画像を短時間で処理する技術が搭載されているほか、使いやすさにも配慮されています。

腹部超音波検査には欠点もあり、骨や空気は透過できません。そのため、検査に適さない部位もあります。しかし、腹部超音波検査で確認できるところも多く、患者さんへの身体の負担が少ないのも特徴です。安全性に配慮した検査を受けたい方は、足を運んでみてください。